夫婦と子育て
親になっても、 ふたりはふたり。
細切れの睡眠、名もなき家事、あとまわしのスキンシップ。子どもが生まれると、ほとんどの夫婦が一度は揺らぎます。愛情がなくなったわけではなく、誰もが通る道のようなもの。ここにお説教はありません。今のふたりを知る診断テスト、10分でできるアイデア、うまくいかないときの正直な答えがあります。
ふたりだけじゃない
子どもが生まれてから夫婦仲が悪くなった? よくあることです
失敗でも、関係の終わりでもありません。研究や調査が、それをはっきり数字にしています。
いい知らせ
ふたりを守るのは、小さなことの積み重ねです。ワシントン大学の研究を率いた研究者は、3つを挙げています。
- 毎日の愛情表現
- 相手の毎日への関心
- ふたりで解決すること
どこから始める?
今夜のふたりに近いのは?
気持ちに近い言葉を選んでください。
今夜できること
準備いらずの、今夜のためのツール
長い文章はなし。今すぐふたりで、いい時間を過ごすためのものです。
専門家に相談したほうがいいのは、どんなとき?
このサイトは医療的なアドバイスをしていません。ただ、こんなサインがあるときは、ふたりのどちらであっても、専門家に話してみてください。
- 悲しさや不安、疲れが長く続いて、頭の中がそれでいっぱいになっている。
- けんかが毎日のようになったり、相手を深く傷つけるものになったり、まったく話せなくなったりしている。
- どちらかが、相手をこわいと感じている。
相談先:健診を受けている産婦人科や助産師、小児科、お住まいの市区町村の保健師(こども家庭センターなど)、心療内科やカウンセラー。
出産後2週間や1か月ごろの産婦健康診査では、多くの場合、からだだけでなく気持ちの状態も確かめます。出産後1年以内の母子が休息や授乳の相談に使える「産後ケア事業」を行っている市区町村もあります。費用や条件は市区町村ごとに違うので、窓口で確かめてください。
つらくてどうしようもないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)が24時間、無料で話を聞いてくれます。
パートナーからの暴力に悩んでいるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。チャットでも相談できます。命の危険があるときは、迷わず110番へ。
よくある質問
子どもが生まれても、夫婦仲良くいるには?
ふたりだけの時間を10分でも持つこと、名もなき家事まで本当に分け合うこと、そして問題に「ふたり対問題」で向き合うことです。ワシントン大学の研究でも、満足度が下がらなかった母親のパートナーは、愛情を示し、彼女の毎日に関心を持ち続けていました。
子どもが生まれてから夫婦仲が悪くなるのは普通?
はい、よくあることです。アメリカの研究では、母親の3人に2人が出産後に夫婦関係の満足度の低下を感じていました。日本でも、シカゴ大学の山口一男教授がパネル調査を分析し、妻の夫婦関係満足度が第1子の誕生のときに大きく下がることを示しています。この時期に名前をつけて話し合うと、乗り越えやすくなります。
夫婦関係がうまくいかないとき、何から始めればいい?
まずは今のふたりを知ることから。子育て夫婦の関係診断なら、うまくいっていることとつまずいていることが2分でわかります。次に、いちばん重いテーマ(名もなき家事、けんか、スキンシップ)のページを読み、今夜は「夫婦の10分」のアイデアをひとつ。つらさが強いときは、専門家への相談がいちばんの一歩です。
産後の夫婦関係で、専門家に相談したほうがいいのはどんなとき?
悲しさや疲れが続くとき、けんかが毎日になったり相手を傷つけたりするとき、どちらかが相手をこわいと感じるときです。産婦人科や助産師、市区町村の保健師、カウンセラーが相談先になります。暴力があるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。
Lovely Couple は子育て中の夫婦に何を用意していますか?
今のふたりを知る診断テスト、忙しい夜でもできるふたりの時間のアイデア、出産後の夫婦に起きることをわかりやすくまとめたガイドです。すべて無料です。Lovely Couple は、Labyssgame が運営するカップル向けのゲームとサイトです。
参考にした研究と調査
- Shapiro, Gottman, Carrère(2000)"The baby and the marriage", Journal of Family Psychology(ワシントン大学による紹介)
- Doss, Rhoades, Stanley, Markman(2009)"The Effect of the Transition to Parenthood on Relationship Quality: An 8-Year Prospective Study", Journal of Personality and Social Psychology
- 山口一男(2006)「夫婦関係満足度とワーク・ライフ・バランス:少子化対策の欠かせない視点」RIETI Discussion Paper 06-J-054、経済産業研究所
- 総務省統計局(2022)『令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要』