子育て夫婦の4つのタイプとは?
この診断は、2つの問いを組み合わせます。きずなは強い? ゆるんでいる? プレッシャーは低い? 高い? そこから4つのタイプが生まれます。
息の合うチーム
きずなは強く、プレッシャーもなんとかなる。
きずなが強く、プレッシャーもなんとかなっているタイプ。ふたりの時間を守り、段取り以外の話もし、名もなき家事も分け合っています。
助けになること: 忙しい週でも、ふたりの習慣を続けること。
プレッシャーの中の名コンビ
きずなは強い。でも、負担があふれている。
きずなは強いけれど、疲れや名もなき家事、意見の食い違いが重くのしかかっているタイプ。ふたりの関係がしっかりしているから、持ちこたえられています。
助けになること: 交代制や任せられる家事で、負担を軽くすること。ふたりの時間は削らずに。
有能なルームメイト
家はうまく回る。夫婦はあとまわし。
家族の暮らしはうまく回っているけれど、きずなが少しゆるんでいるタイプ。ふたりの時間も、ふれあいも減り、会話はほとんど段取りの話。
助けになること: スマホも段取りもなしの小さな時間を、くり返し持つこと。そして、ふれあい。
嵐のまっただ中
プレッシャーが強く、きずなが傷んでいる。
プレッシャーが強く、きずなが弱っているタイプ。疲れ、緊張、ふたりの時間の少なさ。失敗でも、どうにもならないことでもありません。
助けになること: まずプレッシャーを軽くすること、助けを受け入れること。そして、続くようなら専門家に相談すること。
専門家に相談したほうがいいのは、どんなとき?
このサイトは医療的なアドバイスをしていません。ただ、こんなサインがあるときは、ふたりのどちらであっても、専門家に話してみてください。
- 悲しさや不安、疲れが長く続いて、頭の中がそれでいっぱいになっている。
- けんかが毎日のようになったり、相手を深く傷つけるものになったり、まったく話せなくなったりしている。
- どちらかが、相手をこわいと感じている。
相談先:健診を受けている産婦人科や助産師、小児科、お住まいの市区町村の保健師(こども家庭センターなど)、心療内科やカウンセラー。
出産後2週間や1か月ごろの産婦健康診査では、多くの場合、からだだけでなく気持ちの状態も確かめます。出産後1年以内の母子が休息や授乳の相談に使える「産後ケア事業」を行っている市区町村もあります。費用や条件は市区町村ごとに違うので、窓口で確かめてください。
つらくてどうしようもないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)が24時間、無料で話を聞いてくれます。
パートナーからの暴力に悩んでいるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。チャットでも相談できます。命の危険があるときは、迷わず110番へ。
よくある質問
子どもが生まれてから、ふたりの関係がうまくいっているか知るには?
いくつかの問いが、はっきりさせてくれます。ふたりだけの時間はある? 段取り以外の話をしている? 名もなき家事は分け合えている? 意見の食い違いは解決できている? この診断は、2分でそれを確かめて、具体的なヒントをお伝えします。
この診断は、医学的な診断ですか?
いいえ。今のふたりに名前をつけるための確認で、心理的・医学的な評価ではありません。悲しさや疲れ、けんかが続くときは、産婦人科や助産師、市区町村の保健師、カウンセラーに相談してください。
ふたりで診断できますか?
はい。それぞれ別々に答えて、タイプを見せ合いましょう。答えの違いは、話し合いのいいきっかけになります。
妊娠中でも使えますか?
はい。「妊娠中」のコースでは、準備、疲れ、3人での生活、分担について聞きます。夜が短くなる前に、ふたりを確かめるいいタイミングです。
「嵐のまっただ中」だったら、どうすればいい?
まずはプレッシャーを軽くすること。交代で眠る、家族の助けを受け入れる、後回しにできることは後回しに。それから、短くてもふたりの時間を取り戻しましょう。続くようなら、助けを借りてください。パートナーからの暴力があるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。
診断にかかる時間は?
約2分です。今の時期についての質問がひとつと、毎日の8つの場面です。
参考にした研究と調査
- Doss, Rhoades, Stanley, Markman(2009)"The Effect of the Transition to Parenthood on Relationship Quality: An 8-Year Prospective Study", Journal of Personality and Social Psychology
- Shapiro, Gottman, Carrère(2000)"The baby and the marriage", Journal of Family Psychology(ワシントン大学による紹介)
- 総務省統計局(2022)『令和3年社会生活基本調査 生活時間及び生活行動に関する結果 結果の概要』
- 山口一男(2006)「夫婦関係満足度とワーク・ライフ・バランス:少子化対策の欠かせない視点」RIETI Discussion Paper 06-J-054、経済産業研究所
しくみは?
なぜこのテーマなのか。研究で、子どもを迎えた夫婦の過ごし方に関わるとされているからです。第1子の誕生直後、関係の質は平均して下がります。母親でも父親でも同じです(Doss et al., 2009)。ワシントン大学の研究では、パートナーが愛情を示し、彼女の毎日に関心を持ち続けていた母親ほど、満足度が保たれていました(Shapiro, Gottman & Carrère, 2000)。
負担については、総務省の調査で、6歳未満の子どもがいる夫婦の1日の家事・育児などの時間は、妻が7時間28分、夫が1時間54分でした。日本でも、妻の夫婦関係満足度を大きく左右していたのは、夫婦で一緒に過ごす時間、会話の時間、夫の育児の分担でした(山口, 2006)。この診断は医療的なものではありません。今のふたりに名前をつけるための手助けです。