診断 · 2分

子育て夫婦の関係診断:ふたりは今、どんなチーム?

8つの場面、2分、ジャッジはなし。親としてのふたりがどんなチームなのか、何がふたりを支えていて、どこでつまずいているのかがわかります。今週できる3つのアイデアつき。

今のふたりを確かめてみる?

  • 妊娠中から、子どもが大きくなるまで
  • まちがった答えはありません
  • 判定ではなく、今の確認

しくみは?

  1. 今の時期妊娠中、1歳未満、末っ子が1歳から6歳、6歳以上。場面は、今のふたりに合わせて変わります。
  2. 8つの場面それぞれ、ふだんの暮らしにいちばん近い答えを選びます。正解はありません。
  3. 2つの軸4つの場面はきずなについて(ふたりの時間、ふれあい、会話、笑い合えること)。残りの4つはプレッシャーについて(疲れ、名もなき家事、意見の食い違い、ねぎらい)。
  4. ふたりのタイプ2つの軸の組み合わせで、4つのタイプのどれかがわかります。強みと気をつけたいこと、今週の3つのアイデアもお伝えします。

なぜこのテーマなのか。研究で、子どもを迎えた夫婦の過ごし方に関わるとされているからです。第1子の誕生直後、関係の質は平均して下がります。母親でも父親でも同じです(Doss et al., 2009)。ワシントン大学の研究では、パートナーが愛情を示し、彼女の毎日に関心を持ち続けていた母親ほど、満足度が保たれていました(Shapiro, Gottman & Carrère, 2000)。

負担については、総務省の調査で、6歳未満の子どもがいる夫婦の1日の家事・育児などの時間は、妻が7時間28分、夫が1時間54分でした。日本でも、妻の夫婦関係満足度を大きく左右していたのは、夫婦で一緒に過ごす時間、会話の時間、夫の育児の分担でした(山口, 2006)。この診断は医療的なものではありません。今のふたりに名前をつけるための手助けです。

子育て夫婦の4つのタイプとは?

この診断は、2つの問いを組み合わせます。きずなは強い? ゆるんでいる? プレッシャーは低い? 高い? そこから4つのタイプが生まれます。

息の合うチーム

きずなは強く、プレッシャーもなんとかなる。

きずなが強く、プレッシャーもなんとかなっているタイプ。ふたりの時間を守り、段取り以外の話もし、名もなき家事も分け合っています。

助けになること: 忙しい週でも、ふたりの習慣を続けること。

プレッシャーの中の名コンビ

きずなは強い。でも、負担があふれている。

きずなは強いけれど、疲れや名もなき家事、意見の食い違いが重くのしかかっているタイプ。ふたりの関係がしっかりしているから、持ちこたえられています。

助けになること: 交代制や任せられる家事で、負担を軽くすること。ふたりの時間は削らずに。

有能なルームメイト

家はうまく回る。夫婦はあとまわし。

家族の暮らしはうまく回っているけれど、きずなが少しゆるんでいるタイプ。ふたりの時間も、ふれあいも減り、会話はほとんど段取りの話。

助けになること: スマホも段取りもなしの小さな時間を、くり返し持つこと。そして、ふれあい。

嵐のまっただ中

プレッシャーが強く、きずなが傷んでいる。

プレッシャーが強く、きずなが弱っているタイプ。疲れ、緊張、ふたりの時間の少なさ。失敗でも、どうにもならないことでもありません。

助けになること: まずプレッシャーを軽くすること、助けを受け入れること。そして、続くようなら専門家に相談すること。

専門家に相談したほうがいいのは、どんなとき?

このサイトは医療的なアドバイスをしていません。ただ、こんなサインがあるときは、ふたりのどちらであっても、専門家に話してみてください。

  • 悲しさや不安、疲れが長く続いて、頭の中がそれでいっぱいになっている。
  • けんかが毎日のようになったり、相手を深く傷つけるものになったり、まったく話せなくなったりしている。
  • どちらかが、相手をこわいと感じている。

相談先:健診を受けている産婦人科や助産師、小児科、お住まいの市区町村の保健師(こども家庭センターなど)、心療内科やカウンセラー。

出産後2週間や1か月ごろの産婦健康診査では、多くの場合、からだだけでなく気持ちの状態も確かめます。出産後1年以内の母子が休息や授乳の相談に使える「産後ケア事業」を行っている市区町村もあります。費用や条件は市区町村ごとに違うので、窓口で確かめてください。

つらくてどうしようもないときは、よりそいホットライン(0120-279-338)が24時間、無料で話を聞いてくれます。

パートナーからの暴力に悩んでいるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。チャットでも相談できます。命の危険があるときは、迷わず110番へ。

よくある質問

子どもが生まれてから、ふたりの関係がうまくいっているか知るには?

いくつかの問いが、はっきりさせてくれます。ふたりだけの時間はある? 段取り以外の話をしている? 名もなき家事は分け合えている? 意見の食い違いは解決できている? この診断は、2分でそれを確かめて、具体的なヒントをお伝えします。

この診断は、医学的な診断ですか?

いいえ。今のふたりに名前をつけるための確認で、心理的・医学的な評価ではありません。悲しさや疲れ、けんかが続くときは、産婦人科や助産師、市区町村の保健師、カウンセラーに相談してください。

ふたりで診断できますか?

はい。それぞれ別々に答えて、タイプを見せ合いましょう。答えの違いは、話し合いのいいきっかけになります。

妊娠中でも使えますか?

はい。「妊娠中」のコースでは、準備、疲れ、3人での生活、分担について聞きます。夜が短くなる前に、ふたりを確かめるいいタイミングです。

「嵐のまっただ中」だったら、どうすればいい?

まずはプレッシャーを軽くすること。交代で眠る、家族の助けを受け入れる、後回しにできることは後回しに。それから、短くてもふたりの時間を取り戻しましょう。続くようなら、助けを借りてください。パートナーからの暴力があるときは、DV相談+(0120-279-889)が24時間受け付けています。

診断にかかる時間は?

約2分です。今の時期についての質問がひとつと、毎日の8つの場面です。

参考にした研究と調査